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印刷豆知識

インライン画像とは何かご紹介します!

kaneko
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インライン画像は、文章の中に配置された画像のことを指します。
インライングラフィックスやインラインイメージとも呼ばれます。

テキストと同じ行に配置され、文字と一体化したレイアウトを実現できるのが特徴です。

本記事では、インライン画像の概要と作成方法について解説します。

目 次

インライン画像とは

インライン画像とは、一連の文字列の中に画像を配置することを指します。
配置された画像は、前後の文字が削除・追加されても文字列の中で連動します。

インライン画像の主な特徴は以下の通りです。

  1. テキストとの一体感

    インライン画像は、テキストと同じ行に配置されるため、文章との一体感が生まれます。
    図表番号や説明文を画像に含めることで、わかりやすい表現が可能です。

  2. レイアウトの柔軟性

    インライン画像なら文章の流れを維持したまま画像を配置できます。
    また、画像サイズを文字サイズに合わせられるので、美しいレイアウトを実現できます。

  3. 外字としての利用

    特殊な文字や記号を画像で用意し、外字としてインライン画像を活用するケースもあります。
    特殊な字形のためIllustratorでアウトライン化して加工した文字の配置に利用されます。

このように、インライン画像を活用することで、テキストと画像が調和したリッチな表現が可能になります。

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インライン画像(インライングラフィック)の作成方法

インライン画像の作成には、いくつかの方法があります。
ここではInDesignでの手順をご紹介します。

  1. アンカー付きオブジェクトとして挿入

    インライン画像をアンカー付きオブジェクトとして扱うことで、テキストに埋め込むことができます。

    1. 文字ツールを使い、画像を挿入したい位置にテキスト挿入点を置きます。
    2. 次に、オブジェクト/アンカー付きオブジェクト/挿入を選択。
    3. 表示されたダイアログ内の「オブジェクトオプション」「内容」で「グラフィック」を選択し、配置したい画像を挿入するグラフィックボックスの大きさを「高さ」「幅」に入力します。

      「親文字からの間隔」は「インラインまたは行の上」を選択し、OKボタンを押すことでグラフィックボックスが挿入されます。

    挿入されたグラフィックボックスのフチにカーソルを合わせてクリックすると選択できるので、任意の画像を配置し大きさや位置の調整をします。

  2. テキストのアウトラインを利用

    テキストのアウトラインを作成することで、文字を画像化してインライン画像として扱う方法もあります。

    まず、画像化したい文字列を選択し、書式/アウトラインを作成します。
    すると、作成されたアウトラインオブジェクトは自動的にインライン画像になります。

    この方法は、特殊な装飾文字などをインライン画像で表現する際に便利です。

  3. スタイルとして定義

    「オブジェクトスタイル」を利用して、書式や段落をスタイルに登録するのと同様にインライン画像のスタイルも定義できます。

    これにより、同じ書式のインライン画像を簡単に再現できるようになります。

まとめ

インライン画像は、テキストに埋め込まれた画像のことを指し、文章との一体感とレイアウトの柔軟性が特徴です。

InDesignであれば、アンカー付きオブジェクトやアウトライン化したテキストをインライン画像として配置することで、リッチなドキュメントを作成できます。

また、スタイル機能を活用することで効率的なインライン画像の運用が可能になるでしょう。


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