Wordで漢字にルビを振る方法とは?
kaneko文章を作成する際には、漢字の読み方を補うためにルビを振ることがあります。
ところで、なぜ「ルビ」と呼ばれるのか気になりませんか?
この記事では、そのルビの語源と、Wordでルビを振る方法を分かりやすく解説します。
目 次
ルビの意味や語源とは?
「ルビ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
文書作成などで「ルビを振る」というように使われます。
このように何気なく使われていますが、その由来を知ればナルホドなと思うことでしょう。
ルビの語源は、宝石の「ルビー」に由来しています。
19世紀後半のイギリスで、活版印刷で使用する活字の大きさに宝石の名前を使う慣習がありました。
具体的には、4.5ポイントの文字をダイヤモンド、5.0ポイントをパール、5.5ポイントをルビー、6.5ポイントをエメラルドと呼んでいたのです。
なぜ宝石の名前があてられたのか、活字は宝石と同様に貴重で高価なものだったのでしょうね。
この風習が日本にも伝わり、漢字の読みを補う小さな文字を「ルビ」と呼ぶようになったのです。
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イギリスからの風習の導入
明治維新以降、日本は急速に近代化を進め、欧米の技術や文化を積極的に取り入れました。
日本では、1877年以降に本格的に活版印刷技術が普及し、新聞社が使用する文字サイズの標準化が進められました。 -
日本でのルビの普及
日本の新聞社は、5号サイズの漢字に対して7号サイズのフリガナを使っていました。
この7号サイズの活字がイギリスのルビーとほぼ同じ大きさであったため、「ルビ」と呼ぶようになったのです。この命名は、単なる洒落ではなく、実際に欧米の技術を取り入れた結果なのです。
Wordでルビを振る設定方法
では、実際にWordでルビを振る方法について詳しく見ていきましょう。
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ルビの振り方
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文字を選択する
まず、ルビを振りたい文字をドラッグして選択します。
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ルビのアイコンをクリックする
選択した状態で、「ホームタブ」に移動し、フォントセクションにある「ルビ」アイコンをクリックします。
漢字の「亜」の上にカタカナの「ア」が書かれたアイコンがそれです。 -
ルビの確認と修正
ダイアログボックスには、左側にルビ振る親文字、右側にルビの入力欄があります。
すでに自動で入力されているルビが正しいか確認します。間違っていれば修正します。
ルビの設定
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配置:リストから選択します。基本は「均等割付け2」でいいと思います。
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オフセット:親文字との間隔を調整します。ある程度間隔を開けると読みやすいです。
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まとめ
この記事では、ルビの意味や語源、そしてWordでルビを振る方法について詳しく解説しました。
ルビの語源が宝石の「ルビー」の由来であり、19世紀後半のイギリスでの風習が日本に伝わり定着した経緯についてを知ることで、ルビに対する理解が深まったのではないでしょうか。
実際の設定方法をご紹介しました。簡単なので、これを参考にルビを振ってみてください。
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