モノクロ2階調とグレースケールの違いをわかりやすく解説!用途別で使い分けよう!
kaneko印刷データの取り扱いでは、4色カラーを1色に変更する場合があります。
この際に登場する「モノクロ2階調」や「グレースケール」というワードがあります。その違いをご存知でしょうか?
実は、モノクロ表現にも種類があり、それぞれの特徴や用途によって使い分けることが大切です。
この記事では、モノクロ2階調とグレースケールの違いをわかりやすく解説します。
それぞれの表現方法の特徴、用途、メリット・デメリットを理解することで、デザインや画像編集の際に適切なモノクロ表現を選択できるようになることを目指しましょう。
目 次
モノクロ(モノクロ2階調)とグレースケールの違いとは?
「モノクロ」とは必ずしも「黒」を指すものではありません。
例えばセピア色の写真などはモノクロ写真と呼んだりします。
ですが、一般には白と黒の2つで表現するのがモノクロ2階調と広く認識されています。
これに対して、白から黒までのグレーの濃淡の階調を持つのがグレースケールです。
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モノクロ2階調
グレーを表現する場合は、白黒のドットを組み合わせて、グレーに見せるように表現します。
例えば、マンガやイラストの原稿は基本的にモノクロ2階調で作成されます。
スクリーントーンにグレーが入ると、モアレと呼ばれる、意図しない模様が出てしまうことがあるからです。 -
グレースケール
モノクロ2階調よりも滑らかな表現が可能になります。
写真やカラー原稿を白黒で印刷する場合、グレースケールが使用されます。
写真の場合、モノクロ2階調で表現すると、階調が少なく、写真本来の質感が表現できないことがあります。グレースケールを使用することで、より自然なモノクロ写真に仕上がります。
用途別!モノクロ(モノクロ2階調)とグレースケールの使い分け
モノクロ2階調とグレースケールはそれぞれに特性があり、用途によって使い分けられています。
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マンガ・イラスト
上記の様に、マンガやイラストは、モノクロ2階調で表現されることが多いのですが、これは、白黒2色で表現することで、線画の力強さを強調したり、シンプルで分かりやすい表現を実現できるからです。
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写真
写真の場合、モノクロ2階調では階調が少なく、本来の質感を表現できないことがあります。
一方、グレースケールでは、白から黒までの256段階のグレーを表現することで、より自然なモノクロ写真に仕上がります。 -
テキスト
テキストのみの原稿の場合、モノクロ2階調でもグレースケールでもどちらでも構いません。
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その他
QRコードはグレースケールでも問題ありませんが、2階調で表現されるものなので、モノクロ2階調で作成するのが望ましいでしょう。
まとめ
モノクロ2階調とグレースケールの違いは、モノクロ2階調は白黒2色のみで表現し、グレースケールは白から黒までのグレーの濃淡の階調で表現されます。
また、QRコードはモノクロ2階調で作成するのが望ましいです。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、用途に応じて適切な表現方法を選択することで、より効果的なモノクロ表現を実現できます。
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