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印刷豆知識

印刷加工における「タトウ」とは何かご紹介します!

kaneko
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印刷の依頼を検討している方の中には、印刷加工について知りたい方もいらっしゃるかと思います。

本記事では、印刷加工における「タトウ」とは何か、そのメリットについてもご紹介します。

目 次

印刷加工におけるタトウとは

タトウとは「ポケットフォルダー」とも呼ばれます。
ポケットフォルダーは、パンフレット、冊子、カタログなどをお客様に手渡す際に使用されるアイテムです。ポケットにはお客様ごとに異なる資料を挿入して提供できます。

紙製で、表裏に印刷が可能です。ポケットには切り込みを入れて名刺を挿入できる仕様もあります。

基本的な形状には片側ポケット(マチあり)、両ポケット(マチあり)、冊子やカタログの最終頁にポケットを備えたものなどがあります。
形状は内容物に合わせて調整可能で、マチの幅やポケットの形状を変更できます。
さらに、冊子やカタログにポケットを付けることも可能です。

元々は「畳紙・帖紙(たたみがみ・たとうし)」と呼ばれ、結髪の道具や衣類を包むための紙でした。古くは清少納言の枕草子にその名称が見られます。
この「たたみがみ」「たとうし」が転じて「たとう」と呼ばれるようになったと言われています。
現代では、厚紙を開閉加工して書類を収納するスタイルや、ポケットフォルダーと同様に使用されています。

ポケットフォルダーを作成するメリット

ポケットフォルダーを使用することには、通常の冊子形式に比べて、制作費がやや高くなる一方で、いくつかの利点があります。

情報の簡単な差し替えが可能

ポケットフォルダーの最大の利点は、情報の差し替えが容易であることです。
例えば、会社の概要やサービス内容、所在地や役員の変更があった場合、冊子形式では全てのページを再印刷する必要がありますが、ポケットフォルダーでは該当の情報だけを差し替えれば済みます。

ポケットフォルダーとしての機能性

ポケットフォルダーは自社の資料を一つのパッケージとして提供できるため、会社案内だけでなく営業資料や契約書、見積書などを同時に提出する場合でも、全体の一貫性を持ちます。
これにより、受け取った側が一括して管理・保管しやすく、資料が散逸する可能性が低くなります。

高い汎用性と拡張性

ポケットフォルダーは情報を追加・変更する際に柔軟であり、新しい差し込みペラを挿入するだけで対応できます。
新サービスの導入や期間限定のキャンペーンなど、情報が増えた場合でも手軽に対応でき、常に最新の資料を提供することが可能です。

まとめ

タトウ(ポケットフォルダー)は、パンフレット、冊子、カタログなどをお客様に手渡す際に使用されるアイテムです。

ポケットフォルダーを作成するメリットとして、情報の簡単な差し替えが可能であること、統一されたパッケージとして資料をお客さまの手元に残していただける可能性が高いこと、高い汎用性と拡張性が挙げられます。

本記事がタトウについて理解を深める参考になれば幸いです。

 

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