WYSIWYGとは何かについて解説します!
kaneko
いま、グラフィックアプリケーションを筆頭に、オフィス系のアプリケーションも含めモニタで見たそのままの形でプリント出力されるのが当たり前になっています。
これを「WYSIWYG」といいます。 これは「What You See Is What You Get」の略称で、「見たままのものが実際に作成・出力される」という意味です。
今回はこの「WYSIWYG」についてご紹介します。
目 次
WYSIWYG(DTP)の歴史や成り立ちとは?
ここからは、印刷物作成における歴史について見ていきましょう。
かつて、印刷物にデザインを施す際は、版下作成という人の手で作る形がとられていました。
個別に作成されたテキスト・写真・図版等の版下をパーツとして、これらをレイアウト台紙に組み合わせていたのです。
つまり、理想とするデザインを実現するために、多くのパーツを作成しなければなりませんでした。
そのため、手間がかかるうえに、「想像通り」のデザインはなかなか実現することは困難でした。
時が流れ、パソコンを個人でも持てる時代になり、表示や出力する能力も向上していきます。
具体的には、グラフィックを表現するためのPostScriptというプログラミング言語を軸に、そのグラフィックを表示するMacintoshのPagemakerというアプリケーション、さらにはそのPostScriptを処理できるLaserWriterというプリンターが登場します。
それらの登場を機に、想像通りのデザインを実現することに手間のかかった時代から、誰でも簡単にイメージをデザインできる時代に移っていきます。つまりWYSIWYG(What You See Is What You Get:見たままが得られる)の時代に入ったのです。
そしてWYSIWYGの歴史はDTPの歴史でもあります。
WYSIWYGはどう変化した?
DTP環境の登場によって、デザインの効率は上がりましたが、DTP環境を整えるためには、高額な高解像度のフォント揃えるなど多額な投資が必要でした。
また、日本語フォントのフォーマットもまだまだ途上です。
そのような時代に終わりが来たのは、1993年にPDFが登場してからです。
PDFの最も大きな特徴は、環境に依存することなくデータを表示・印刷できることです。
そのPDFに日本語フォントを埋め込みできるようになることで、現在ではPDFデータの利用が当たり前になっているのはご存じの通りです。
まとめ
今回は、WYSIWYGとは何かについて解説しました。
WYSIWYGの時代に入ったきっかけには、PostScript・Macintosh(Pagemaker)・LaserWriterの登場・普及がありました。
かつて、デザイナーが手を動かして印刷物に加工をしていたものが、これらが普及することで簡単にイメージ通りのデザインを作成できるようになっていきます。
何気なく使っているPCやアプリケーションですが、この機会にWYSIWYGの成り立ちに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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