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トーンカーブとは何かについて解説します!

kaneko
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突然ですが、2つの写真を想像してみてください。
一つはカラフルなたくさんの花を売っている花屋が写っている写真。もう一つは一面雪に覆われた平原の写真。

それぞれの写真に含まれる色の情報は当然違います。
これらの写真の色味を修正するにはどの様に修正したいかという方向性と、それぞれの画像を修正するために適した方法があります。 ここではさまざまな効果を操作できる「トーンカーブ」についてご紹介します。

トーンカーブとは

そもそもトーンカーブとは、写真やイラスト等のビットマップ画像の調子を調整する機能を指します。
トーンカーブを操作する画面では、何の操作もしていない状態では、数学の授業で扱う一次関数のように、右上がりに斜めの直線が描かれています。

その直線を自由にいじって、山のような形にしたり、ギザギザ模様のような形にしたりすることで、画像の明るさやコントラスト、カラーバランスなどを操作できます。
具体的には、斜めの直線の左下部分が「ハイライト」と呼ばれる最も明るい部分、右上部分の「シャドウ」と呼ばれる最も暗い部分、それらの中間部分の「中間調」を縦軸に移動させることで明るさを調整します。
(※CMYKの場合。RGBモードではシャドウとハイライトが逆になります)

トーンカーブの基本形

最初は、トーンカーブの操作は難しいかもしれないので、ここではトーンカーブの基本形と共に、「その形にすれば、画像はどのように変化するのか」についてご紹介します。

3つのポイントをつくる

ここでいうポイントとは、トーンカーブにおいて、操作する「点」を指します。
基本的に、シャドウ・中間・ハイライトのそれぞれにポイントを置きます。
例えば、カーブ上に置いたハイライトのポイントだけを下げると、画像の明部が明るくなり、ポイントを上げると暗くなります。

S字型カーブ

トーンカーブをS字型カーブのようにすると、コントラストに強弱をつけられます。
曲線を逆S字にするとコントラストが弱くなり、曲線をS字にするとコントラストは強くなります。

直線

直線のまま、つまりどこにもポイントをつくらずに、直線を上下に動かすことでハイライトを調整できます。
シャドウの点を下に、ハイライトの点を上に動かすことでローコントラストになります。
今度は、シャドウを左に、ハイライトの点を右へ動かすとハイコントラストになります。

まとめ

今回は、トーンカーブとは何かについて解説しました。
トーンカーブとは、画像やイラストの明るさやコントラスト、カラーバランスを調整する機能です。
トーンカーブの基本形を押さえておくことで、より簡単に、画像やイラストの明るさやコントラストなどを変えられるでしょう。


 

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