古紙と再生紙の違いとは?この2つは別物です!
kaneko
古紙、再生紙は似たものという印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、実は全く違うものです。
今回は、古紙と再生紙の違いについて主に解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
目 次
古紙と再生紙の違いとは
古紙は「一度使用された紙」であり、主にリサイクルに使われる新聞紙や雑誌、段ボールなどです。
一方、再生紙は「古紙を溶解して再生パルプにし、すき直した紙」を指します。
つまり、古紙は再生紙の原料であり、原料と製品の関係になっているのです。
古紙は一度使用された紙ですから、パルプ配合は様々で、一定ではありません。
適切に分別すれば、上物古紙を白色度の高い紙に使うといった工夫をして漂白用の薬品の節約も可能ですが、現実はほとんどの古紙が新聞紙か段ボールです。
再生紙は原料に古紙を使用しているので、パルプ配合としては必ず古紙が入っています。
逆に、ティッシュ・トイレットペーパーでバージンパルプ100%と記載された商品には古紙は入っていません。
再生紙のメリット・デメリットについて
以下では、再生紙についてメリットとデメリットをご紹介します。
再生紙のメリット
再生紙のメリットとして挙げられるのが、資源を有効活用できることです。
通常の紙を製造する場合は木材をパルプの原料として消費しますが、再生紙ではゴミが多くを占める紙ゴミをリサイクルして用います。
ゴミを資源としてリサイクルするため、限りある資源を有効活用でき、さらにゴミの廃棄量も減らせるため、地球環境にとってもやさしいのです。
また、森林伐採量を削減できるのもメリットです。
再生紙を作る過程で木材を新たに必要としないため、このようなことが実現可能になります。
古紙回収率やリサイクル率が高い日本では、国内の森林伐採量の削減に加え、輸入元の森林伐採量の削減にも貢献していると言えます。
再生紙のデメリット
まず挙げられるデメリットは、耐久性が低いという点です。
これは古紙を原料としているという特性上、致し方ない部分とも言えます。
また、再生紙は黄ばみやすいというイメージもあるかもしれませんが、これは木材自身が持っている高分子物質が原因なので、古紙でなくとも発生します。
他には、紙の品質が安定しにくいというデメリットもあります。
まとめ
古紙は一度使用されている紙であり、再生紙は古紙を溶解して再生パルプにしてすき直した紙です。
双方にメリット・デメリットがあるので、印刷物で用紙をお選びの際は特徴を把握した上で用途に合わせてご活用ください。
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