HOME > ブログ > Japan Color 2001 Coatedとはどんなものかをご紹介!
印刷豆知識

Japan Color 2001 Coatedとはどんなものかをご紹介!

kaneko
ブログ

RGBの画像データをCMYKに変換するとき、予定している印刷条件や色に沿ったCMYKカラープロファイルを選ばなければなりません。

そこで今回は、標準的なプロファイルである「Japan Color 2001 Coated」について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

目 次

Japan Color 2001 Coatedとは

AdobeのDTPアプリで、オフセット印刷に適したプリセットである「プリプレス用-日本2」を選ぶと、CMYKの作業用カラースペースにはJapan Color 2001 Coatedが適用されます。
そのため、印刷条件を特に意識せずともプロファイルはJapan Color 2001 Coatedが適用されます。

デザイナーの方でも、印刷業界の標準としてJapan Color 2001 Coatedでプロファイル変換していたり、印刷会社も入稿データがJapan Color 2001 Coatedであることを想定している場合が多いです。
というわけで、印刷条件が不明な場合はJapan Color 2001 Coatedに設定しておくのが無難です。

サービス内容

事例紹介

最新のCMYKプロファイルとの違いは?

実は「Japan Color 2001 Coated」より最新のプロファイルがすでに存在しており、それが「Japan Color 2011 Coated」です。
Japan Color 2001 Coatedはフィルムでの出力を前提としたひと昔前のもので、後者のプロファイルの方がより新しいものではあるものの、依然として広く使われているのは前者の2001です。

以下では、これらの違いを見ていきましょう。

まずは色味についてです。

変換する画像が同じであっても、変換後のCMYK値は当然異なります。
Japan Color 2001 Coatedを標準としている印刷会社に2011で変換したデータを持ち込むと、色は当然合いません。そのため、データ入稿の際は印刷会社の対応状況を確かめる必要があります。
ただ、2011の方がより質の良いプロファイルであることは間違いありません。
今後の普及の動向を注視していきましょう。

続いてシャドウ部分についてです。

2001ではシャドウ部の色味が適切でないことがよくありました。
特に目立つのが紫色のグラデーションの暗い部分で、どうしても灰色で表現されてしまいます。
2001は灰色に寄りがちでしたが、2011は色味を維持しています。

まとめ

Japan Color 2001 Coatedについて理解していただけましたでしょうか。
最新のCMYKプロファイルとの違いは、色味とシャドウであることをご説明しました。
本記事が皆さんのお役に立てば幸いです。


私たちは印刷のプロフェッショナル。
クリエイティブなデザインと高品質な印刷をご提供し、あなたのビジョンを現実にします。
オフセットやオンデマンドはもとより、幅広い印刷サービスをご提供します。
東京都千代田区を中心に都内全域で「印刷」のことなら、フジプランズへお任せください。

お問い合わせは、
お電話またはメールにて承ります!

お電話の場合はこちら:
03-5226-2601

メールの場合はこちら:
お問合せ専用フォーム

サービスメニューについてはこちら:
サービス内容


関連記事