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印刷豆知識

印刷物作成ソフトをレベル別にご紹介します!

kaneko
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印刷物作成ソフトには、いくつかの種類があります。
どれから使い始めても良いとは思いますが、できれば簡単なソフトから使い始めたいですよね。
そこで、印刷物作成ソフトを、使用者のレベルごとに紹介します。

印刷物作成ソフトをレベル別にご紹介します!

初級レベルとは?

初級者にオススメのソフトウェアは、Microsoft Officeです。
Microsoft Officeなら使い慣れている方は多いと思います。
Microsoft Officeに含まれる、Word、Excel、PowerPoint、Publisherでも、印刷物を作成できるのです。

注意点として、Word、Excel、PowerPoint、Publisherは印刷データ作成専用ではないので、字組やレイアウト・装飾効果など、意図しない不具合を発生する可能性があります。
そのため、データを渡す際はPDFを書き出すことでリスクを減らせます。

中級および上級レベルとは?

一般的に、中級者や上級者の方は印刷物作成を専門とする「DTPソフト」を用いて作成しています。
専用ソフトなので、機能が豊富ですし、Microsoft Officeよりも細かな設定・使いやすさがあります。

DTPソフトには、Adobeのソフトウェアがスタンダードとなっています。
Illustrator、Photoshop、InDesignの3つを使い分けます。

Illustratorは、ドローイングソフトです。
線や図形・画像・文字を扱うことに優れ、レイアウトにも使われます。

Photoshopは、画像処理ソフトで、ビットマップ画像を扱います。
色合いを調整したり、不要な絵柄の削除や別の画像との合成など、高度な画像処理が可能です。

InDesignは、書籍レベルの文章や画像などのレイアウトを行うページレイアウトソフトのひとつです。

また、InDesignは、IllustratorやPhotoshopのデータをそのまま取り込めます。
これらの使い方としては、Photoshopで画像の見栄えを向上させ、Illustratorでイラストやロゴを作成し、InDesignで画像やイラストや文字のレイアウトを印刷できる体裁に編集します。

そのようにしてページをまとめたInDesignから印刷用のPDFを書き出して印刷会社へ渡すのが一般的です。

データを入稿する際の注意点をご紹介します!

データを入稿する時にチェックしておきたい項目としては、保存形式、フォント、色合い、データ容量、圧縮形式、折り返しの位置、仕上がりサイズ、裁ち落とし、塗り足し、画像の解像度、文字切れ、黒ベタ部分のCMYK総量などが挙げられます。また、Adobeのソフトではプリフライト機能で簡易的にチェックできます。

上記の項目が、印刷会社の条件に合っているか、および正常であるかを確認しましょう。

もし入稿後に不具合が見つかった場合ですが、基本的にPDFに対しての修正はできません。なぜならば書き出されたPDFは下版用に最適化されてしまっているためです。編集元に戻り修正して再度PDFを書き出して入稿することになります。

そんな手間にならないためにもデータ確認はとても重要です。

まとめ

Microsoft Officeと印刷物作成専用のソフトウェアとでは、やはり性能や操作性が異なってきます。
簡単な印刷物を作成する分にはMicrosoft Officeでも十分だと思いますが、本格的な印刷物となると、専用のDTPソフトウェアの導入が必要かもしれません。


 

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