HOME > ブログ > なぜモノには「色」があるのか?太陽光と色の関係や色を認識する目のしくみについて解説します!
印刷豆知識

なぜモノには「色」があるのか?太陽光と色の関係や色を認識する目のしくみについて解説します!

kaneko
ブログ
「人間は、色をどのように認識しているのか」このよう疑問をお持ちの方は必見です。
この記事では、色の認識の際に欠かせいない光や網膜、細胞について解説します。
ぜひ参考にしてください。

色と光の関係について解説します!

ここでは、色と光の関係性について詳しく解説します。

まず、物体にはそのもの独自の色を元々持っているとお考えの方が多いと思います。
しかし、それは本当に正しいのでしょうか。
実は、色は「光」と「視覚」という2つの条件が揃って初めて成り立ちます。
「視覚」があるから物体の色を認識できるのです。

では、どのように色と光は関係しているのでしょうか。
まず、光源として電気や太陽があり、そこから出てくる光に照射されることで反射光が人間の目に届きます。
そして、この光を感じ取る役割を果たしているのが「視細胞」です。
視細胞は、人間の目の網膜上にある細胞です。

この視細胞に光が刺激として入り、脳に信号が送られることにより色を認識します。

つまり、ある物体の色は入ってきた光の特定の波長を吸収しそれ以外の波長を反射した結果を脳が認識している、ということになります。

網膜と錐体細胞の働きについて解説します!

次に、人間が色を認識する時に欠かせない2つの部分について解説します。
それは、網膜と錐体細胞の2つです。

人の目はカメラに例えて説明されることが多いです。
外から入ってきた光は角膜から入り、カメラの絞りの役割である瞳孔を通過します。
そして、次の水晶体というレンズのような部分を通ってフィルムの役割を果たす網膜に像を結ぶのです。

網膜には、視細胞と呼ばれる非常に重要な細胞があります。
そして、さらにこの視細胞は2つの種類に分けられ、それを桿体・錐体と言います。
そのうち、色を認識する際に使われるのが錐体細胞です。
錐体細胞には3つの錐体色素があり、それぞれ赤(R)緑(G)青(B)の波長に反応し、これらが脳に色を伝えることによって人は色を認識することができます。

このように、RGBを感じる細胞が人の目の網膜に存在するのです。

まとめ

色や光の関係、網膜や錐体細胞の関係について解説しました。
普段、当たり前のように見ている物体の色ですが、このように伝わり脳に認識され、さらには人の行動を左右する心理的影響にも及ぼすのですね。
この記事が皆様のお役に立てば幸いです。


 

お問い合わせはコチラから

関連記事