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記憶色と効果

honsawa
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昨年10月後半のことですが、茨城県のひたち海浜公園に行きました。

この時期にはコキアという植物が見どころで、一面真っ赤な紅葉が圧巻でした。

みはらしの丘エリアというかなり高低差のある丘一面に広がっているので、近付けば視野めいいっぱいにその風景が広がります。

後から思えば...ですが、あまり遠くから見えないよう園入口から近づくまでは林で目隠ししているようです。

色の目的

で、実際に目の当たりにすると、茎葉は単純な赤ではなくより紫・ピンクに近い赤でした。

ずっと見ていたいところですが、この日は無料開園日だったので大勢の人の波がその場でジッと見ることを許してくれません...。

今回はほぼ紅葉になっていましたが、少し前なら緑が少し残っていて赤とのグラデーションが綺麗らしいです。

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この公園のコキアを宣伝しているポスターやチラシ等をシーズン直前にいろいろと目にしましたが、ものによってはより鮮やかに強調しているようなポスターもありました。

ありのままの色を表現するよりは、より鮮やかにして人の目を引くために強調しているのか...。

色には「記憶色」というものがあります。

文字通り人の頭で記憶されている色です。

色の演出

その例としてよく挙げられるのが「桜の花の色」。

実際花びらを手に取ってみると思っている程にピンクではなく、とても白に近い色をしています。

でも世間一般のイメージはピンクなので、色作りをするときは「よりピンク色に...」と強調しているかと思います。

「空の青」や「人の肌」等もそうです。これらは見る人それぞれの記憶・主観によって見え方や表現は違ってくると思います。

今回、私は実際にコキアを目にしてから「あ、ポスターはかなり赤いな…」と感じましたが、しかし遠目からも目立ちインパクトがありました。

私たちが扱っている印刷物は人の目に触れた時に何らかの効果・感動・インパクトを呼び起こすことを目的としています。

お客様からは「この色に合わせてくれ」と見本等をお預かりしてその通りに仕上げることがもちろんの基本ですが、その過程では様々な効果を踏まえて「この色はこうではないか?」と必要に応じて意図的な演出もあるかと思います。そのような提案を申し上げるのも私たちは重要と考えます。

色についてのご要望をぜひお聞かせ下さい。

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