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窓付封筒の窓部分素材を解説!用途別に最適な素材を選ぼう

kaneko
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窓付封筒は、書類の送付やDMなど、様々なシーンで活躍する便利なアイテムです。
特に、宛名部分を窓から見せることで、封筒への宛名書きの手間を省き、業務効率化を図れます。

しかし、窓付封筒の窓には様々な素材が使われており、用途や目的に合わせて適切な素材を選ぶことが重要です。

この記事では、窓付封筒の窓部分素材の種類、特徴、用途別に最適な素材の選び方について解説することで、皆様が窓付封筒を効果的に活用できるようサポートします。

目 次

窓付封筒の窓部分の素材種類と特徴

まず、封筒で宛名がくり抜かれている部分、ここは「窓」と呼ばれます。

窓付封筒の窓部分には、大きく分けて4種類の素材があります。
それぞれの素材には特徴や用途が異なるため、用途に最適な素材を選ぶことが重要です。

  1. セロ窓

    窓に使われているセロハンは、透明度が高く、安価な素材です。
    一般的な窓付封筒によく使われています。

    透明度が高く、中身の書類が鮮明に見えます。
    柔軟性があり、封入作業がしやすく、安価です。

    請求書や納品書など、宛名が見えるようにしたい場合や、中身を見せることで開封率を高めたい場合におすすめです。

  2. プラ窓(ワックス窓)

    プラはプラスチック樹脂成分で、ワックスは油成分の素材です。
    共に特殊加工で窓部分を透明化したものです。

    プラはセロハンよりも強度があり、複数の窓を設けられる耐久性に優れています。
    窓と封筒が一体化しているので、ひっかからず封入しやすいです。

    重要な書類や、雨に濡れる可能性のある書類を送る場合や、繰り返し使用したい場合におすすめです。

  3. グラシン窓

    グラシンは薄い紙(セルロース繊維)でできた素材です。
    古本でよく見られるようなカバーに使われています。

    紙であるため強度が高いとは言えません。
    同様に湿気にも注意が必要です。

    しかし、軽量で扱いやすく半透明であるため、重要な書類でありつつもうっすらと中を見せられるという特性・効果があります。
    また耐熱性があるため、レーザープリンターでの印刷にも利用できます。

    招待状や案内状など、高級感のある封筒を作りたい場合や、透け感を利用して、デザイン性を出したい場合におすすめです。

  4. 窓ヌキ

    窓ヌキは、窓部分に素材を貼らず、紙をくり抜いただけのものです。

    シンプルで、自然な見た目で、裏側から透けて見えるため、デザイン性が高いです。
    セロハンやプラに比べて安価です。
    デザイン性の高い封筒を作りたい場合や、環境に配慮したい場合におすすめです。

    ただし、郵送には向いていません。

サービス内容

窓付封筒の窓部分素材の選び方

窓付封筒の窓部分素材を選ぶ際は、用途や目的を明確にすることが重要です。

例えば、大量に郵送する場合は、強度や耐久性を重視し、デザイン性を重視する場合は、透明度や素材の質感などを考慮する必要があります。

  1. 強度と耐久性を重視する場合

    大量に郵送する場合は、強度と耐久性を重視して、プラ素材を選ぶのがおすすめです。
    プラ素材は、セロハン素材よりも強度があり、破れにくいため、大量の書類を安心して郵送できます。

    また、水濡れにも強く、雨天時でも安心です。

  2. デザイン性を重視する場合

    デザイン性を重視する場合は、セロハン素材やグラシン素材を選ぶのがおすすめです。

    セロハン素材は、透明度が高く、中身の書類が鮮明に見えるため、デザイン性を損なうことなく、宛名を見せられます。

    グラシン素材は、薄い紙でできた素材で、半透明の透け感があり、高級感があります。

  3. 環境配慮を重視する場合

    環境配慮を重視する場合は、グラシン窓や再生可能な素材を使用したセロハン素材やプラ素材、あるいは窓ヌキを選ぶのがおすすめです。

    素材を貼らない窓ヌキが最もリサイクルしやすいですが、しかし利用は限定的です。

    紙素材であるグラシン紙は、廃棄時の分別が不要であるため最も環境負荷が低いと言えます。

    再生可能な素材を使用したセロハン素材やプラ素材であれば、環境への配慮とコスト削減を両立できるでしょう。

事例紹介

窓付封筒の窓部分素材に関する注意点

窓付封筒の窓部分素材には、それぞれ注意点があります。

例えば、セロハンは熱に弱いため、印刷の際は注意が必要です。
また、グラシンは強度が低いため、破損に注意が必要です。

それぞれの素材の注意点を理解することで、トラブルを防ぎ、安心して利用できます。

  1. セロハン素材の注意点

    セロハン素材は熱に弱いため、レーザープリンターやインクジェットプリンターを使用する場合は注意が必要です。

    再生プラスチックを50%以上使用しているものが多く、有毒物質が出ないよう配慮されていますが、廃棄の際は自治体の対応を確認したほうがいいでしょう。

  2. プラ素材の注意点

    プラ素材は、セロハン素材よりも強度があり、耐久性に優れていますが、熱に弱いため、印刷の際は、熱を加えすぎないように注意が必要です。

  3. グラシン素材の注意点

    グラシン素材は、薄い紙でできた素材で、強度が低いため、破損しやすいです。
    そのため、重要な書類を送る場合は、補強をするなど、注意が必要です。

    また、グラシン素材は、紙なのである程度の防湿性はありますが、湿度によってはシワがよりやすくなるため、保管には注意が必要です。

  4. 窓ヌキ素材の注意点

    窓ヌキ素材は、素材を貼らないため、強度が弱く、破れやすいというデメリットがあります。
    封筒の中にアクセスできてしまうため、郵送には使えません。
    手渡しする場合や、保証書のような内封筒等の用途が適しています。

まとめ

今回は、窓付封筒についていくつかご紹介しました。

窓付封筒の窓部分は主に、セロハン、プラ、グラシン、窓ヌキの4種類があり、それぞれ特徴や用途が異なります。用途や目的に合わせて最適な素材を選ぶことが重要です。

弊社の取り扱い実績では、セロ窓封筒が最も多く、稀にグラシン窓があり、プラ窓(ワックス窓)については取り扱いがないのが現状です。

窓付き封筒について検討中の皆様のご参考になれば幸いです。


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