ノンブルについて

「ノンブル」とは、文書や書籍などのページ番号のことを指します。
フランス語の「nombre」（数）に由来し、主に印刷や出版業界で使用される専門用語です。

ノンブルには、いくつかの役割があります。

• 会議や勉強などでの「場所のガイド」

  同じ資料を参照する際に、特定のページ番号を指し示すことで、参加者や読者が簡単に目的の場所にアクセスできます。

• 読書の「進捗のガイド」

  小説や教科書などの読書時に、どの程度進んでいるか把握するための目印として機能します。

• ページの「順序のガイド」

  ページの順番や欠落を確認するための手がかりとして利用されます。

ノンブルの配置には注意が必要です。

ノンブルは、ページの端から４～５ミリメートル以上内側に配置する必要があります。
Wordなどのテキスト編集ソフトでは、ヘッダーやフッターの位置を調整することで、この配置を設定できます。

ノンブルを紙端に設定しすぎると、製本時にノンブルが切れてしまう恐れがあります。
逆に内側に配置しすぎると、ノンブルが文書にかぶってしまい、読みづらくなる可能性があります。

ノンブルは読者や利用者のガイドとして重要な役割を果たすため、適切な位置に配置することを心掛けましょう。

Wordでノンブル（ページ番号）を追加する方法

ワード（Word）文書にページ番号（通し番号・ノンブル）を設定する方法は、いくつかありますが、まずは最も簡単な方法をご紹介します。
ページ番号だけをとりあえず設定したい場合に便利です。

1. [挿入] タブの [ページ番号] をクリックします。

2. [ページの下部] の [番号のみ 2] を選択します。

   ページ下の余白（フッター）にページ番号が挿入され、ヘッダーやフッターが編集可能な状態になります。

3. [ヘッダーとフッターを閉じる] をクリックするか、本文部分をダブルクリックして編集モードを終了します。

   ページ下に「1 2 3」というページ番号が挿入されます。
   ページ上（ヘッダー）やページの余白、または現在のカーソル位置にも挿入可能です。
   手順2で選択したオプションによって位置が決まります。

まとめ

「ノンブル」とは、文書や書籍などのページ番号のことを指します。

ノンブルは読者や利用者のガイドとして重要な役割を果たすため、適切な位置に配置することを心掛けましょう。

本記事がWordでノンブルを追加する参考になれば幸いです。