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校正の赤字の入れ方とは?ポイントをご紹介します!

kaneko
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間違いのない印刷物にしたいとお考えの方の中には、校正の赤字について知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、校正の赤字とは何か、赤字の入れ方、入れるときのポイントについてご紹介します。

目 次

校正の赤字とは?

赤字とは、赤色のペンや鉛筆を使って間違い箇所に訂正指示を書き込むことを指します。
「赤字を入れる」「赤を入れる」ともいいます。

赤入れは校正のみならず、文章の添削などでも広く使われます。
校正時には、赤入れに校正記号も併用されます。
校正の指針として、日本工業規格の「印刷校正記号」(JIS Z 8208:2007)が定められています。

赤色を選ぶ理由は、書き込んだ訂正指示を目立たせるためです。

ただし、誌面のベースが赤色の場合は赤字が目立たないため、他の色が使用されることもあります。
書き込む色が何であれ、間違い箇所に対する訂正指示は一般的に赤入れと呼ばれます。
赤入れでは、正すべき箇所を相手に明確に伝えることが重要です。

校正の赤字の入れ方とは?

校正を行う際、文章をシンプルでわかりやすく修正するためには、赤入れの3つの要素を意識することが重要です。

以下に、それぞれの要素について詳しく解説します。

  1. 範囲指定

    範囲指定では、修正すべき箇所を明確に示すことが肝心です。
    修正が必要な部分がどこか、どの部分からどの部分までが修正の対象なのかをはっきりさせましょう。
    範囲指定を行う際は、明確で一目瞭然な指示を心がけることが大切です。

  2. 引き出し線

    引き出し線を引く際のポイントは、目立つように、かつ明確な曲線で引くことです。
    修正すべき箇所の近くに、大胆でしっかりとした引き出し線を引きましょう。
    また、文字と重ならないように注意し、引き出し線が交差しないようにすることも重要です。

  3. 修正内容

    赤字で示す修正内容は、相手が理解しやすいように明確に示すことが必要です。
    わかりやすい字で赤字を書き、何をどのように修正するかを明確に表現しましょう。
    誤解を避けるためにも、修正内容を丁寧に示すことが肝要です。

これらの要素を意識して、わかりやすい赤入れを行うことで、校正作業がスムーズに進み、誤りや見落としを減らせます。

まとめ

赤入れとは、赤色のペンや鉛筆を使って間違い箇所に訂正指示を書き込むことを指します。
校正を行う際、文章をシンプルでわかりやすく修正するためには、範囲指定、引き出し線、修正内容を分かりやすくすることが大切です。

本記事が校正の赤字について理解を深める参考になれば幸いです。

 

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