台割とは?面付けとは?印刷工程についてご紹介します!
kaneko印刷に関する用語の中で、面付けや台割といった言葉を耳にしたことはないでしょうか。
面付けと台割とは、印刷工程の一部を指す言葉です。
本記事では、面付けと台割についてご紹介します。
目 次
台割とは?
台割(だいわり)とは、冊子や出版物を制作する際に、各ページの内容や必要な総ページ数など、全体の構成を把握して設計するプロセスを指します。冊子の制作において、冊子全体の流れやイメージを理解し、作業内容を明確にするために、台割が活用されます。
また、どの折にどの色数で印刷するのかといった事前の把握は、使用するインキや版の数の把握でもあり、コストも含めた全体像を確認するためにも台割は不可欠です。
台割の主な目的は以下の通りです。
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冊子の構成や全体のバランスを把握する
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総ページ数を確認し、調整する
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各ページ・折の情報を整理する(色数・版数など)
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作業の進捗を管理・共有する
初期段階で台割を作成すれば、全体のバランスの把握や構成に不足や過剰がないかを確認できます。
また、総ページ数の調整は特に重要であり、4の倍数か8の倍数に合わせることが一般的です。
中綴じの場合は4の倍数以外では作成できません。台割の段階でページ数の調整が必要です。
冊子が8ページ以上である場合は、特に台割を作成することが推奨されます。
写真やイラストが多く、カラーページとモノクロページの切り替わりがある場合や、複数人が関与する場合には、台割を利用して全体を俯瞰し、情報を共有しながら認識を合わせることが重要です。
面付けとは?
面付けとは、複数のページを刷版に配置する工程です。
ページものであれば製本での「折」の規則に従った配置、ペラものであれば同じものを複数並べたり、違うものを付け合わせたりします。
「どんてん返し」といった印刷方法の違いにより、面付けの方法も変わってきます。
ページ数の多い冊子などでは、折毎に裁ち落とし幅を変更することもあります。
また、この面付け時に、後で印刷・断裁・製本で必要となるトンボ・針位置マーク・背丁背票などや、色の品質確認で必要となる色玉などを余白に付加します。
面付け時にこれらの必要な情報が無いと、印刷の安定性が損なわれたり、断裁や製本、加工の効率が低下する可能性があります。
まとめ
台割とは、冊子や出版物を制作する際に、各ページの内容や必要な総ページ数など、全体の構成を把握して設計するプロセスのことです。
面付けは、刷版に対して印刷、断裁、および製本加工の手順を考慮し、複数のページを配置する作業、または、ページを単一または複数配置する行為を指します。
全体のイメージを可視化し、作業の進捗を管理することで、冊子製作の成功に寄与します。
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