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印刷豆知識

箔押し印刷とは何かについて解説します

kaneko
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多くの印刷物が飛び交っている中、「個性」を出すのは難しくありませんか。
個性が埋もれてしまうと、せっかくこだわったデザインも人の記憶に残りません。
当然ながら、個性を出すためには、デザインや素材にこだわりを持つことが大切です。
しかし、実は印刷方法にこだわりを持つことで簡単に個性を出せるのです。
今回は、箔押し印刷について解説します。

箔押し印刷とは何か

箔押し印刷とは、箔を熱と版を利用して、紙に圧着・転写させる特殊な加工方法を指します。
箔押し印刷をする際は、箔・箔押し用の版・紙・箔押し機が必要です。
紙の上に箔を置き、その上から箔押し用の版を押し付けて、熱と圧力で模様を転写させるという流れを取ります。
一般的な印刷方法とは異なり、「熱」を利用しているため、箔押し印刷は別名で「ホットスタンピング」とも呼ばれています。

箔押し印刷を利用するメリットについて

箔押し加工を利用するメリットを3つご紹介します。

1つ目は、高級感を演出できることです。
一般的な印刷とは大きく異なる点として、高級感と立体感を演出できることが挙げられます。
箔押し印刷をすることで、光沢やツヤを伴う立体的なデザインを紙面上で表現できます。
そのため、一般的な印刷物とは一線を画しており、人の記憶に残りやすいデザインを表現できることが大きなメリットとして挙げられるでしょう。

2つ目は、印刷物の厚みに制限がないことです。
通常の印刷機では使用できないほどの厚みを有している紙に対しても、箔押し印刷でならしっかりと模様を転写できます。
それは、箔押し加工では、紙面の上から熱と圧力をかけて模様を転写させるからです。
そのため、印刷物の厚みに制限されることなく、比較的自由に印刷物を制作しやすいです。

3つ目は、多くの素材に対応できることです。
例えば、紙だけでなく、プラスチック製のクリアファイルや皮革、ポリプロピレンなどにでも印刷できます。
他の印刷方法の中には、紙にしか対応できないものもありますが、箔押し印刷では他の素材にも接着剤を変えるだけで対応できます。
そのため、分野やシチュエーションにとらわれることなく、自由に表現しやすいことが大きなメリットとして挙げられるでしょう。

まとめ

今回は、箔押し印刷とは何かについて解説しました。
箔押し印刷は、熱と圧力を利用した加工方法であり、いくつかのメリットがあります。
例えば、高級感の演出、印刷物の厚みに制限がないこと、多くの素材に対応できることが挙げられます。

印刷方法にこだわりを持つことで、個性のある印刷物を作成しませんか。


 

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