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印刷豆知識

印刷するためにPDFにエクスポートする方法とそのポイントについてご紹介します!

kaneko
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目的に応じて適したPDF化の方法があることはご存知ですか。
目的を問わず、いつも同じ手順でPDF化をしている方も多いでしょう。
ちゃんとした印刷物を作るために印刷会社に渡すPDFでは注意するべき点があります。

目 次

印刷するためのPDFを作成する方法について紹介します!

ここでは、印刷するためのPDFを作成する方法について2つご紹介します。

ファイルメニューの「印刷」で「Microsoft Print to PDF」を選択して作成する方法

「Microsoft Print to PDF」とは、Windows10に標準インストールされているPDFを書き出すためのプリンタードライバです。これを利用してみましょう。

  1. PDFで保存したいファイルを開いた状態で「ファイル」をクリックする
  2. 表示されたファイルメニューの中から「印刷」を選択

    ※Word以外のファイルをPDFにしたい場合は、開いているアプリで印刷画面を開きます。
    (通常、「Control+P」を同時に押すと印刷画面を表示されます)

  3. 「印刷」の画面が開けた場合、「プリンター」のプルダウンメニューをクリック
  4. 表示されたプルダウンメニューの中から「Microsoft Print to PDF」を選択
  5. 「Microsoft Print to PDF」を選択したら、「印刷」をクリック
  6. PDFファイルの保存場所を指定し、ファイルメニューを入力
  7. 画面右下にある「保存」ボタンをクリック

これで指定した場所にPDFが作成されます。

ファイルメニューの「エクスポート」から作成する方法

MicrosoftのOffice製品にはプリンタードライバーとは別に、PDFを書き出すためのメニューが用意されています。

  1. 「ファイル」をクリック
  2. 「エクスポート」をクリック
  3. 「PDF/XPSの作成」をクリック
  4. ファイルの種類で「PDF」を選択
  5. 「オプション」をクリック
  6. フォントの埋め込みが不可能な場合は、テキストを「ビットマップに変換する」にチェックを入れ「OK」をクリック
  7. 保存先を確認し、「発行」をクリック

Office製品からPDFを書き出す際は、こちらの方が便利かもしれません。

印刷するためのPDFに最も重要なことは?フォントの埋め込みについてご紹介!

PDFを作成する手段はいくつかありますが、最も重要なことは「フォントが埋め込まれている」かどうかです。

フォントの埋め込みとは、「PDFファイルに、フォント情報を一緒に持たせること」を指します。
埋め込むことによって、PDFを開く側の環境に同じフォントがなくても、オリジナル通りにフォントを表示・印刷できます。置き換えを防いだり、文字化けを防ぐことができます。

もしうまくフォントの埋め込みができない場合は、埋め込めるフォントに変更したり、埋め込み設定を見直してみてください。例えばWordからPDFに変換する際には下記を試してみてください。

  1. メニューから「ファイル」を選択
  2. 「オプション」を選択
  3. 「保存」を選択
  4. 「ファイルにフォントを埋め込む」にチェックを入れる
  5. 「標準システムフォントは埋め込まない」をチェックオフにする

PDFで入稿する場合は「フォントが埋め込まれているか」を入稿前に確認する必要があります。

フォントが埋め込まれているかの確認

これは、フリーで入手できるAdobeの「Acrobat Reader DC」で確認ができます。

確認したいPDFを開き、メニューの「ファイル」にある「プロパティ」を選択し、「文書のプロパティ」の「フォント」タブを表示します

フォント埋め込みの確認画面

フォント名の後に「埋め込みサブセット」と付いていれば埋め込みされている状態です。

まとめ

この記事では、PDF作成方法とポイントについて紹介しました。

Adobeの「Acrobat Pro DC」があればより便利にPDFを作成できるのですが、こちらはプロ仕様の有料のアプリケーションです。これが無くても印刷会社へ渡せるPDFを作成できます。

PDFで入稿することにより、文字化けや文字の置き換え防ぎ、オリジナル通りのフォント表示・印刷することができます。

 

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