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印刷豆知識

印刷トラブルにお困りの方必見!ブロッキングについて解説します!

kaneko
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印刷トラブルによく見られる「ブロッキング」についてよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
ブロッキングが起こる原因や対策を事前に知っておけば、いざトラブルに遭った時にスムーズに対応できます。
そこで今回はブロッキングについての概要と原因や対策について紹介するのでぜひ参考にしてください。

ブロッキングについてご紹介!

これからブロッキングについて紹介します。
ブロッキングは、印刷をする際に印刷した用紙同士がお互いにくっついたり、インキがくっついて反対面に転写移行したりすることを言います。

くっついたまま工程が進んでしまうと、くっついた紙が剥がれると同時に印刷した紙が破れることがあります。
カラー印刷をしたものを放置していたら、何枚かつながってしまっていたという経験をされた方も多いのではないでしょうか。

ブロッキングの原因とおすすめの対策についてご紹介!

ここでは印刷物で起こりやすいトラブルの1つであるブロッキングの原因やおすすめの対策について説明します。

ブロッキングは乾燥が 不十分な状態で起こることが多いと言われています。
油性インキを用いる印刷での乾燥とは 、 インキのセット(インキの初期乾燥・表面乾燥)した状態 から酸化重合によって乾燥するまでの状態を表します。
インキセットの状態で表面加工が進むと、加工時の熱によってインキと加工面の間でブロッキングが起こることがあるので注意が必要です。

また、ブロッキングの発生する状況として、4cで掛け合わせた黒はインキの総量が多くなるため乾燥が遅れます。
さらに、インキの厚みも相まって紙の波打ちが起きたり積み上がった印刷物の自重による負荷、高温多湿下での環境によってもブロッキングが発生したりします。

次に、乾燥不良が原因で起こるブロッキングの対策について説明します。

やはり、十分乾燥させるという事が大事です。
高温多湿を防ぐ環境管理やパウダー散布、印刷物への荷重を防ぐためデリバリでの板取りなども挙げられます。

また、油性印刷ではなくUV印刷にするという方法もあります。
UV印刷であれば、瞬時に乾燥するためブロッキング対策として有利に働くでしょう。
ただし、UVの照射量が不足したことによって硬化不良が起こると、改善されないことがあるため注意しましょう。

まとめ

今回の記事ではブロッキングについての概要と原因や対策について紹介しました。
ブロッキングについて理解していただけたでしょうか。
印刷物を管理する上で、印刷物に負荷がかからないようにすることが大切です。
今回の内容を参考にして役立てていただければ幸いです。


 

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