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印刷豆知識

オフセット印刷とオンデマンド印刷の違いとは?トラブルについても紹介します!

kaneko
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お仕事やプライベートで印刷を印刷会社に依頼しようと思った際に、
オフセット印刷とオンデマンド印刷のどちらが良いのか迷った経験はございませんか?
大事な印刷物ですので、印刷方法の選択ミスやトラブルは避けたいですよね。
そこで今回はオフセット印刷とオンデマンド印刷の違いと、オフセット印刷のトラブルについてご紹介します。

オフセット印刷とオンデマンド印刷の違いとは?

オフセット印刷とオンデマンド印刷の最大の違いは印刷に版を使用しているかどうかです。

オフセット印刷

オフセット印刷は版を使用しています。
名前の通りオフセットとは付けて離すという意味の印刷方法です。
一度版に塗られたインクをゴムブラケットに転写してから紙に印刷します。

また、オフセット印刷は色の再現性が高く、写真も鮮明に印刷できるという特徴を持ちます。
そのため、オフセット印刷は写真やデザイン、アートなど、美しい発色と高い再現性が求められる印刷物に適しています。

オンデマンド印刷

オンデマンド印刷はインクジェット方式などを利用している高速デジタル印刷機による印刷方法です。
この方法は必要なものを必要なだけという意味を持ちます。
版を作成する工程が省かれることに加えて、インクを乾燥させる必要もないためほかの印刷方法と比べても早く印刷物が届きます。

オフセット印刷でのトラブルについて知っておこう!

ここまではオフセット印刷とオンデマンド印刷の違いについて紹介しました。
違いについての理解は深まったと思います。
ここではオフセット印刷のトラブルについて紹介します。

裏写り

印刷した紙の上に次に刷った紙が乾く前に重なると、その裏面がインキで汚れてしまいます。
これは、重い絵柄(インキ面積・総量が多い)や、平滑度の高い紙などの条件により発生します。
対策として、スプレーパウダー散布を増やす、デリバリーの紙揃えを一定にする、紙の積み重ね枚数を減らす、湿し水の量を絞る等が挙げられます。

地汚れ

版面の非画線部にインキがつき、印刷物が汚れてしまうことを地汚れと言います。
原因としては水上げ量が少ない、非画線部(親水部)を湿らせる液体(湿し水)の整面効果が弱い、インキの乳化量が水上げ量に対して不適切、製版時の非画線部の処理が不十分、機械の調整不良などが挙げられます。
改善方法として、版の出力状況・環境の見直し、印刷機での水上げ量を増やすかインキ供給量を減らす、具体的には湿し水のPHが4以下または8以上にならないように維持してインキの乳化を防ぐ、等があります。

まとめ

今回はオフセット印刷とオンデマンド印刷の違いと、オフセット印刷のトラブルについて紹介しました。
お悩みの方はぜひ一度当社にご相談ください。


 

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