デザイン・印刷・製本・用語紹介 PART3
honsawa
多い印刷用語の中から、よく使う語を選んで書いています。「こ」の続きからはじめます。
<こ>
【校了】校正
校正が終り、赤字が入らない状態。“校了”と記入された校正紙を校了紙という。
【小口】製本
本の背を除く三方を小口と言うが、それよりも背の反対側のみを指して言うことが多い。
<さ>
【再校】校正
2度目の校正紙。初校に赤字が多く入っているため校了をできない場合に再校を出す。
【刷版】印刷
印刷機にかけるために、金属・樹脂版・PS版に焼き付けた版のこと。
【三方裁ち】製本
本の天、地、小口の三方を仕上げ寸法に切ること。これに対して化粧裁ちは必ず三方裁ちとは
限らず、天を残すやり方や小口を残すやり方がある。
<し>
【仕上げ裁ち】製本
印刷や製本後、本の仕上がり寸法通りに紙を切ること。本の場合は天、地、小口の三方を機械で
裁つ。
表紙と中身を別に裁つものと、表紙と共に裁つものがある。〔同〕化粧裁ち〔類〕三方裁ち
【初校】校正
印刷所に入稿したものが、指定通り製版されているかどうか、チェックのため出す最初の校正
刷り。
初校に赤字を入れて訂正したうえで出す2度目の校正刷りを再校と呼ぶ。
<す>
【刷り出し】印刷
校了後、印刷を始めたものの見本。印刷物の最終確認をするためのもの。
【刷り本】製版
印刷が終わり、製本工程に入る印刷物。
<せ>
【責了】校正
責任校了の略。校正で訂正箇所が少ない場合、印刷所の責任で直して校了とすること。それ以後、
校正刷りは出さずに下版する。責了となった校正紙を責了紙と呼ぶ。
【背表紙】製本
本を綴じてある部分の外側。丸背、角背がある。〔同〕背
<た>
【台数】印刷
印刷機に一度にかけるページ数の単位。1台8頁、16頁、32頁の場合がある。1台16頁印刷の
場合、総頁数を16で割れば台数が出る。
その時に端数も1台に数える。なぜなら端数頁も1台の印刷機にかけることに変わりがないため。
【台割り】
一度に印刷機にかけられる16頁、8頁など一定頁数を1台と言い、全体の頁数を台ごとに区分する
ことを言う。また、台割り表のことも指す。
【台割り表】
表紙から最後の裏表紙まで、頁順に本の全体を台ごとに一目で見られるように一覧表にしたもの。
台割りとも略す。