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奧付とは何かについてご紹介!

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本や雑誌を手に取ったとき、最後のページに目を向けたことはあるでしょうか。
そこには「奥付」と呼ばれる重要な情報が記載されています。

奥付は出版物の信頼性を担保し、読者に必要な情報を提供する役割を果たしています。

本記事では、奥付の意味や歴史、記載内容について詳しく解説していきます。

目 次

奧付とは

奥付とは、本や雑誌などの出版物の最終ページに掲載される情報のことを指します。
出版に関する重要な事項が記載されており、読者が出版物の信頼性や正当性を判断する上で欠かせない要素となっています。

  1. 奥付の役割

    奥付には、出版社名、著者名、発売日、印刷所、著作権表示など、出版物に関する基本的な情報が含まれます。
    読者が出版物の出所や内容の信憑性を確認するために必要な情報です。
    また、図書館の蔵書管理や版権の表示にも役立ちます。

  2. 奥付の由来・歴史

    巻物などの歴史的資料で一番後に記される署名などが奥付の原点といえるかもしれませんが、現在に近い形で見られるのは、江戸時代に出された版元を明確にするための御触書からです。

    奥付はかつては記載が義務付けられていましたが、慣習として今でもほとんどの出版物に記載されています。

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奧付に記載する内容

奥付には、出版物に関する必要不可欠な情報が記載されます。
ここでは、一般的な奥付の記載内容について説明します。

  1. 本のタイトルと著者名

    奥付には、その本の正式なタイトル、サブタイトル、英語表記、ボリューム、ナンバーなどが記載されます。

    また、著者名も必ず記載されます。
    著者名は個人名だけでなく、団体名やペンネームでも構いません。

  2. 発行日と版数

    発行日は、その本が印刷製本された年月日を指します。
    内容に修正や加筆があった場合は、初版発行日に加えて第二版発行日も記載されます。

    また、印刷回数は「第1刷」のように示され、以後、増刷を重ねるごとに「第2刷」「第3刷」と追記していきます。

    発行日は、実際に印刷した日から2週間後くらいにするのが一般的です。

  3. 発行者と発行所

    発行者は、その本の発行責任者名を指します。
    主に出版社の代表取締役や編集部の担当者名になります。

    また、その本を発行した企業や組織が発行所となります。

  4. 連絡先

    出版を担った編集部や営業部の住所や電話番号が、連絡先として記載されます。
    近年では、ウェブサイトのURL、メールアドレス、QRコードなども増えています。

  5. 印刷所や製本会社

    印刷所や製本会社の名前も奥付に記載されます。
    これにより、読者はその本の製作過程を知ることができます。

ただし、著作者の個人情報や変動の可能性のある定価は記載すべきではなく、また、かつて使われていた著作者の検印は廃止されています。

まとめ

奥付は、本や雑誌などの出版物において重要な役割を果たしています。
出版に関する基本的な情報を提供し、読者が出版物の信頼性や正当性を判断する上で欠かせない要素となっています。
奥付には、本のタイトルや著者名、発行日、発行者、連絡先などが記載されます。

一方で、個人情報や定価は記載すべきではなく、検印などは廃止されています。

本記事が奥付について理解を深める参考になれば幸いです。


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