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名刺の始まりとは?日本の名刺の歴史についてご紹介します!

kaneko
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ビジネスシーンにおいて必要不可欠な名刺。
そんな名刺は一体いつ頃から存在していたのでしょうか。
名刺は社会人にとってなじみ深いアイテムですが、名刺にはどんな歴史があるのでしょうか。

そこで今回は名刺の始まりや日本の名刺の歴史についてお伝えします。

目 次

名刺の始まりとは?

名刺の始まりは中国にあるとされています。
そんな名刺の起源については複数の説があります。

1つは、中国のある皇帝が結婚する際に妻の父親に自己紹介をするために、名前を刻んだ「刺」という札を使用したという説です。また、別の説では父親への紹介を依頼する手段として名刺が用いられたとされています。

7世紀から10世紀ごろでは、訪問先で相手が不在の時に自分が訪れたことを伝える手段として名刺が広まりました。

当時、紙がまだ一般的でなかったため、名前は木や竹の札に刻まれていました。
この札を戸口に刺し込んで訪問を知らせる、というような使い方をしていたようです。

日本の名刺における歴史とは?

中国が起源である名刺はどのように日本に広まったのか時代の流れに沿って解説します。

  • 日本で使用され始めたのは19世紀

    日本では19世紀ごろに和紙に名前を書き、訪問先が不在である場合に置いてくるものとして使用されていました。

    明治以降では身分証明書として使用され、上流階級の社交用のアイテムとされています。
    記載内容は会社名や電話番号などが黒一色のシンプルなデザインに記載されていました。

  • 高度成長期の後半

    高度成長期の後半には、シンプルなデザインからカラーや会社のロゴ、写真などを印刷するようになりました。この頃から現代のデザインとほとんど変わりがありません。

  • 1990年代以降

    1990年代以降はビジネスだけでなく主婦の交流や趣味としても利用されるようになりました。
    そして、デザインの多様化によって自分らしさを表現するためのツールへと発展しました。
    さらに、近年ではオンライン名刺が浸透しており、日々進化を続けています。

まとめ

名刺の始まりは中国とされており、日本には19世紀ごろに広まったとされています。
そんな名刺の在り方は時代の流れと共に変化しており、高度経済成長期で発展して、1990年代にはさまざまな場面で使われるようになりました。
さらに今後も名刺が変化しているかもしれません。

 

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